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 ☆ 【講演会】長崎地域の子どもの救急医療体制
   −なにが問題で、なにをしたらいいのか−[2009年08月27日(木)]
 こども医療長崎ネットは、8月27日に長崎市でこどもの医療体制を考える
懇談会を開催しました。懇談会では、冨増邦夫長崎市立市民病院院長が
「長崎地域の子どもの救急医療体制−なにが問題で、なにをしたらいいのか」と
題して講演し、43人が参加しました。
 まず冨増先生は、「救急医療」とはどのような医療を指すのかを説明し、
こどもの救急医療のなかで、どのような症状がすぐ手をうたないといけないかに
ついて、医療関係者と市民の間で少しちがいがあることを紹介。
続いてこどもの病気の特徴と受診状況を説明し、「長崎市夜間急患センター」
のデータを示しながら、入院が必要と判断して病院へ移送した重症のこどもは、
受診したこどもの1〜2%であると述べました。
 一方、市民は、いつでもどこでも高質(最高)の医療が受けられることを
求めていると述べ、時間外診療について、自分が若い頃には「熱ぐらいで…」
と思っていたが、最近は「こども達を早く楽にしてあげたい」という気持ちに
変化してきたと述べ、Needs(ニーズ:必要性)からDemands(デマンド:要求)への
対応をすべきと強調しました。
 しかし、医療を行う側としては、経済上の理由から病院に小児科がなくなる
こと、救急病院でも小児科の専門医がいるところは少なく、いても2〜3人なので、
この人数で夜間当直をやりくりするのは困難なことなど問題点を指摘しました。
 また、医療現場では小児科の集約化を進めるための国の政策が行われて
いるが、「1カ所が事故をおこしたら全滅」「過疎地では移送のリスクが大きい」
などの問題点を指摘し、こどもの救急医療を充実するためには、
市民・行政が一体となって構築することが必要と述べました。
 
講演会チラシ(PDFファイル)
 
 
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