新型コロナウイルス感染症拡⼤による⼩児科への影響調査で⼩児科が深刻な経営難に陥っていることが分かりました。
「補助⾦がなくても現在の医療形態を維持できますか?」という質問に半数ができないと答えています。
さらに、「維持できない場合、レッドゾーンがくるのはどれくらい先だと考えますか?」という質問に「今すぐ」や「半年」という答えも出ています。
右のグラフは医療機関にかかった患者数が前年同⽉と⽐べてどれくらい減ったかを診療科別に表したものです。
⼩児科では国内で初めて感染者が死亡した2⽉から急激に減り始め、緊急事態宣⾔が出されていた5⽉にはほぼ半数まで減っています。
その後多少増えますが、他の診療科よりはるかに患者数が少ないままです。⼩児科が特に打撃を受けていることがわかります。
患者数が⼤幅に減った⼩児科では⾚字が⼀気に膨らんでいる状況です。
左のグラフは前年同⽉と⽐べて、1施設当たりどれくらいの減収になったかを表したものです。
毎⽉平均139万円の減収が続き、減収累計額は1年で1600万円を超えているのです。